キャラクターとんぼ玉講座2010/10/21

今月もひき続き生徒さんが考えた玉をつくりました。お昼のクラスは「三宝柑(さんぽうかん)」。和歌山の特産だそうで、皮はオレンジよりも黄色に近くて、手でむいて食べられるそうです。和歌山出身のSさんが考えました。顔はなるべくシンプルなしょうゆ顔で、皮のデコボコか目かわからないくらいさりげない目がいいそうです。
さんぽうかん玉
右側は家でつくったもの。酸素バーナーでモレッティ(イタリアのガラス棒)を使ってつくりました。左側は講座のデモでつくったもの。色は講座で使っているキナリ(国産のガラス棒)の方が近いですね。穴に葉っぱを差してできあがり。

夜の講座はOさんの考えた「マトリョーシカ~たま子さん~」
マトリョーシカ玉
イメージ画をメールで送ってもらったのですが、見てびっくり。難易度高し!もう一案は「だるま」。これも難易度高し。漢字の「福」の字が書いてあるし。どっちにするか迷ってマトリョーシカを試作。2色の玉を一つにするだけでも気をつかうのですが、イメージ図は後ろ側のスカーフが長くて▽になってるので、そうなるようやってみてやっぱり難易度高い。洋服の模様も入れた後は形が崩れないよう気をつかいます。顔の作業に入る頃には集中力が切れかけてもうどうでもいいや状態に。髪の毛の形がそれに現れています。出来上がりをみるとどう見てもロシア人に見えない。ゆきんこみたい。日本人のDNAがそうさせるのでしょうか。教室でつくったものもゆきんこちゃんになりました。

たまこさんイラスト
講座ではつくりやすいよう何ヶ所か変えてつくりました。以前てんとう虫玉をつくった時に2色を合わせるのをやったのですが、みんなうまくいかず、今回も難しいかなと思ったらうまい具合にできていました。みんなうまくなってるんですねー。私の認識が甘かったです。もっと難しいのもいけそうです。

生徒さんが考えた玉の他には昼ではぶた玉、夜ではドット玉をつくりました。新しい生徒さんが夜のクラスに入って、少し前に入った方も初心に戻るということで一緒にドット玉をつくりました。最初をしっかり練習しておくと後々グンと上達することが多いです。

北海道土産
これはOさんが持ってきてくれた北海道のお土産。マトリョーシカが北海道名産持ってます。ハスカップの餡入りでおいしかったです。

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